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熊本県砂防ボランティア協会について
砂防ボランティア協会とは
砂防ボランティア協会とは、土砂災害から県民のいのちとくらしを守るため、
土砂災害防止に関する様々な活動に取り組んでいる団体です。
本協会の趣旨に賛同する砂防、地すべりおよび急傾斜等の砂防関係の知識を有する方、
土砂災害の防止に関心を持つ方が会員となり活動されています。
会員数は個人会員183名、賛助会員65社です。
(令和7年2月28日現在)
主な活動内容
・砂防施設や土砂災害危険個所の点検
・土砂災害防止に関する講習会の実施
・現場研修会の実施 等
令和6年度の活動状況
総会の開催
令和6年5月13日(月)に総会を開催。会員96名に参加いただき、令和5年度の事業報告や決算及び監査報告を行うとともに、令和6年度の活動方針(案)や予算(案)について承認を得ました。
また、総会後は会員の土砂災害に関する知識や技術の向上を図るため、砂防ボランティア全国連絡協議会事務局の今井事務局長から「砂防事業及び砂防ボランティア活動の最近の状況」というテーマでご講演いただきました。
砂防ボランティア全国のつどいへの参加
令和6年6月6日~7日に広島県で開催された砂防ボランティア全国のつどい、土砂災害防止全国の集いに事務局が参加しました。
ボランティア全国のつどいでは、石川県砂防ボランティア協会が行った大規模地震発生後の緊急被害調査について、また、大分県砂防ボランティア協会が運営している土砂災害避難促進アクションプログラムについてご紹介いただきました。
土砂災害防止全国の集いでは平成26年の豪雨で災害が発生した「八木・緑井地区」で整備された砂防堰堤を見学し、広島市豪雨災害伝承館にて災害資料の展示見学や当時の様子を伺いました。
砂防施設等の点検
砂防施設等の点検を、今年度も春季(5月~1月)と秋季(11月~令和7年1月)の2回行いました。
砂防堰堤や急傾斜地崩壊防止対策施設(県内約200箇所)の点検を行い、県砂防課や広域本部・地域振興局へ報告しました。
長崎県雲仙砂防の現場研修会
令和6年10月30日~31日に長崎県の雲仙砂防について学習するため、砂防ボランティア協会及び治水砂防協会会員37名で現場研修会を行いました。
国土交通省雲仙砂防管理センターの方からご説明いただき、平成3年の大火砕流で被害を受けた小学校の見学や雲仙が初めて実施した砂防事業の無人化施工について学習しました。
また、「定点」と呼ばれる当時43名が犠牲となった場所、雲仙災害記念館を見学し当時の状況を詳しく知ることができました。参加した会員も積極的に質問を行うなど、有意義な研修となりました。
土砂災害防止のための広報・啓発活動
6月の土砂災害防止月間や、10月に熊本県で開催された「ぼうさいこくたい2024」において、多くの方に土砂災害防止に関する知識を深めていただけるよう広報・啓発活動を行いました。
問い合わせ先
熊本県砂防ボランティア協会事務局
(熊本県土木部河川港湾局砂防課内)