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【Web版】熊本県広報紙「県からのたより」令和8年秋号 No.162

令和8年「秋号(No.162)」目次
【表紙】くまもとPRIDE 高田焼(八代市・氷川町)
【特集】「一日も早い復旧・復興」へ
【熊本県からのお知らせ】
くまもとPRIDE 高田焼(八代市・氷川町)
半乾きの素地に文様を彫り込み、白土で埋める。「象嵌(ぞうがん)」と呼ばれる高田焼の技法だ。7月28日、八代市の上野窯13代目・上野浩平さんの工房も被災した。多くの作品を失った上野さんが、再び土と向き合ったのは地震3週間後。「後の世代に『残る仕事』をするのが私の役割」。その言葉に、地震でも揺るがない伝統への矜持が見えた。
特集:「一日も早い復旧・復興」へ

令和8年熊本地震の発生からまもなく3か月。
県では、度重なる災害によって大変な苦境にある被災地の方々の声にしっかりと耳を傾け、最速での痛みの最小化を目指すとともに、目の前にある困難をバネに「災害に強い熊本」の実現と被災地の新たな創造的復興を強力に進めていきます。
「令和8年熊本地震からの復旧・復興プラン」を策定中です

みんなの力で乗り越えましょう
今回の熊本地震で亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害を受けられた皆様にお見舞いを申し上げます。また、9月30日には、天皇皇后両陛下がお見舞いにおいでになりました。県民の皆様がどれほど勇気づけられたか計り知れません。両陛下のお心遣いに深く感謝いたします。
私たちはこの10年間に2度の大地震に見舞われました。県では、これまでの教訓を活かしながら、あの時より一日でも早く、一歩でも先へ、被災された方々の生活再建と創造的復興に向けて取り組んでいます。
しかし、創造的復興への道のりは平たんではありません。復旧・復興を成し遂げるためには県民の皆様の力も必要です。国、市町村、関係機関、そして県民の皆様とワンチームでこの苦難を乗り越えていきましょう。

(写真)木村 敬 熊本県知事

(図)令和8年熊本地震からの歩み
天皇皇后両陛下 被災地ご訪問
天皇、皇后両陛下は、9月30日に令和8年熊本地震で甚大な被害を受けた八代市、氷川町、宇城市を訪れ、避難所や仮設住宅でのくらしが続く被災者の方々を見舞われました。
熊本空港で木村知事から被災状況の説明を受けた後、両陛下は2市1町をご訪問。避難所に身を寄せる方々や災害対応に尽力された皆さんと目線を合わせて何度もうなずきながら、励ましの言葉をかけられました。

(写真)被災地に向かってご黙礼される両陛下
くらし【一人ひとりに、安心のくらしを ~被災者のニーズに応じた、くらしの再建~】
10年前より早期竣工した建設型応急住宅
県では一日も早いくらしの再建に向け、発災6日後に応急仮設住宅の建設に着手しました。9月5日、10年前の地震より13日早く被災者の入居が始まりました。県産の木材や畳表を使用した室内で、入居者の宮川高弘さん(氷川町)は「落ち着ける環境で、くらしの再建の第一歩を踏み出すことができた」と話しました。
(写真)仮設住宅の縁側で談笑する入居者の皆さん

(写真)県産の木材と畳表を使用した室内
「2階建て仮設住宅」と「自宅敷地内仮設住宅」
氷川町等の平野部では、用地確保が難しいことから、同じ建坪で約1.5倍の戸数を確保でき、水害時には上階への垂直避難も可能な「2階建て仮設住宅」を初めて整備しました。また、農業・畜産業などで自宅を離れられない被災者には、自宅敷地内への仮設住宅設置を進め、一人ひとりに寄り添ったすまいの確保を支援します。

(写真)県内初の2階建て仮設住宅(氷川町)
全国初 災害救助法に基づく井戸復旧に対する公的支援
災害救助法の対象外である井戸の復旧について内閣府と協議し、全国で初めて対象となりました。被災した住宅用井戸の応急修理費を、75万7000円を上限に支援しています。
水道を使用しておらず、井戸の洗浄でも復旧しない世帯等が対象です。申請窓口である市町村と連携して、皆さんのくらしの安心につなげます

(写真)被災した住宅用井戸の掘り直しなどを支援
【なりわい】熊本のなりわいを守るために ~商工業や農林畜水産業の再建支援~
くまもと事業者再出発支援補助金 【補助率 3/4】
今回の地震で被災した中小企業者等の事業用施設・設備の復旧経費の一部を国と県が支援します。
小規模事業者や中小企業者だけでなく中堅企業の一部も対象です。補助率(上限額)は中小企業等が4分の3(上限3億円)、中堅企業が2分の1(上限3億円)。過去の災害でも被災した「多重被災事業者」のうち一定の要件を満たす場合は、補助上限が 15億円に引き上げられ、うち5億円までは自己負担のない定額補助が適用されます。
県HP「令和8年熊本地震に係る「くまもと事業者再出発支援補助金」の交付申請手続きについて」記事
農林畜水産業の事業再開を支援
今回の地震で被害を受けた農林畜水産業の機械・施設復旧や生産再開に必要な資材調達などを国と県・市町村が支援します。
農業用機械・施設の復旧や、早期の営業再開に必要な生産資材の調達、果樹の樹勢回復、いぐさの畳表加工再開など、被災状況に応じた支援を行います。
県HP「令和8年熊本地震により被災された農林畜水産業の皆様への支援対策について」記事
熊本県からのお知らせ
農業者向け相談窓口を設置中です
被害の大きい宇城市・八代市・氷川町では、ワンストップ相談窓口を設置し、復旧支援事業の活用や申請、営農技術、融資などの相談に対応しています。
【相談窓口】
●宇城市:宇城市役所、●八代市:八代市千丁支所、●氷川町:竜北体育センター
【問い合わせ先】
●営農再開支援事業(農業用機械・施設)に関すること
担い手支援課 Tel:096-333-2382
●営農再開支援事業(早期営農再開)、梨産地復旧支援事業、いぐさ畳表加工再開支援事業に関すること
農産園芸課 Tel:096-333-2387
●その他に関すること
農林水産政策課 Tel:096-333-2364
県HP「令和8年熊本地震により被災された農林畜水産業の皆様への支援対策について」記事
中小企業者の資金繰りを支援します
令和8年熊本地震の影響を受けた中小企業者の皆様の資金繰りを支援する新たな融資制度を創設しました。事業再建に向けた設備資金や運転資金にご利用いただけます。
【融資の申込窓口】取扱金融機関、諸王工会議所、商工会、中小企業団体中央会
【問い合わせ先】商工振興金融課 Tel:096-333-2314
県HP「令和8年熊本地震に伴う中小企業者向け新資金について」記事
被災者生活再建支援金について
自然災害により住宅が全壊するなどした世帯に対して支援金が支給されます。
●支給額:最大300万円
●必要書類:り災証明書や住民票など
●申請窓口:被災当時にお住まいの市町村
【問い合わせ先】健康福祉政策課 Tel:096-333-2819 (手続きは各市町村窓口へ)
<外部リンク>県HP「令和8年熊本地震に係る被災者生活再建支援金について」記事
災害弔慰金・災害障害見舞金について
自然災害により死亡された方の遺族や、精神または身体に著しい障害を受けた方に弔慰金や見舞金が支給されます。
●支給額:
災害弔慰金:最大500万円
災害障害見舞金:最大250万円
●申請窓口:被災当時にお住いの市町村
【問い合わせ先】健康福祉政策課 Tel:096-333-2819 (手続きは各市町村窓口へ)
災害援護資金の貸付について
自然災害により世帯主が負傷し、その療養に1か月以上を要する場合や、住居・家財に大きな被害を受けた場合に、一定の所得以下の方は資金を借りることができます。
●貸付額:最大350万円
●償還期間:10年
●申請窓口:被災当時にお住いの市町村
【問い合わせ先】健康福祉政策課 Tel:096-333-2819 (手続きは各市町村窓口へ)
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表紙:くまもとPRIDE 高田焼(八代市・氷川町) (PDFファイル:3.74MB)

